WEB予約
シミの種類

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

頬骨あたりに左右対称に現れる青みがかったシミは、治療に注意が必要です。

ADMは、メラニンが肌の深い層(真皮)に蓄積することで生じるシミです。老人性色素斑や肝斑など、表皮のシミとは根本的にメカニズムが異なるため、治療のアプローチも変わります。
このページでは、ADMの原因・見分け方・治療法について詳しく解説します。

このページの監修者 海老名皮フ科美肌センター 理事長・院長 小谷 和弘
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 厚生労働省指定麻酔科標榜医
  • 日本内科学会認定内科医
私が監修
しました


ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)とは?

通常シミは、肌の「表皮」にメラニンが蓄積して現れます。ADMは、より深い「真皮」にメラニンが蓄積たことによるシミです。 なぜ真皮にメラニンが生成されてしまうのか、その理由は完全には解明されていません。通常は表皮の基底層にあるメラノサイト(メラニンを生成する組織)が、何らかの理由で真皮に存在し、メラニンを生成していると考えられています。 20〜40代に好発し、頬骨周辺に青みがかった灰褐色の小さな斑点が左右対称に現れるのが特徴です。

特徴 青みがかった灰褐色〜茶褐色の小さな斑が散在
部位 頬骨の高いところ・こめかみ・鼻の両脇
大きさ 小さめの斑が散らばるように分布
原因 真皮(皮膚の深い層)にメラノサイトが異常増殖
年齢 20〜40代に多い

メラノサイトーシスってなに?
後天的ってどういうこと?

メラノサイトーシスとは「メラノサイトが異常な状態」という意味です。本来あるべきではない真皮にメラノサイトがあり、活発化した状態です。

後天的とは、生まれた後、成長過程や生活環境などによって現れるということ。このような名前が付くからには、先天的なメラノサイトーシスも当然存在します。蒙古斑や太田母斑などがこれにあたりますが、一般的には「あざ」として扱われ「シミ」とは区別されます。

できる原因と
悪化を防ぐ方法

生まれつきの体質が原因だが
活発化する理由は不明

真皮にメラノサイトが取り残されるのは生まれつきの体質ですが、なぜ大人になってから色素斑として現れるのかは、完全には解明されていません。紫外線・炎症・妊娠などが活性化の誘因として挙げられることが多いです。

シミとは何か

悪化させないために
できること

ADMはセルフケアで改善することはできません。ただし、誘因となる紫外線や炎症への対策は、悪化を防ぐ上で大切です。

紫外線対策の徹底

UVA・UVBの両方をカットする日焼け止めを、季節を問わず毎日使用しましょう。日傘・帽子・UVカットの衣類も有効です。

肌の摩擦を避ける

炎症がADMの誘因になることがあります。摩擦や刺激の強いスキンケアは避け、肌を穏やかに扱うことが大切です。

小谷院長のシミ解説
理事長・院長 小谷 和弘

メラニン自体は、黒~茶色をしています。しかし肌の深い層(真皮)にある場合、上にある組織を通して見えるため、短波長の青い光が散乱されて青みがかって見えます。これはチンダル現象と呼ばれる光の性質によるもので、皮下の静脈が青く見えるのと同じ原理です。一方肌の浅い層(表皮)にあるメラニンは、メラニン本来の色が比較的そのまま見えるので、茶~薄茶に見えます。メラニン自体の色が違うのではなく、深い位置にあるために青みがかって見えるのです。

他のシミとの見分け方

ADMの特徴

頬骨周辺を中心に、青みがかった灰褐色の小さな斑点が左右対称に現れるのが特徴です。ひとつひとつは小さく、散在する形で現れます。表皮のシミと異なり、真皮にメラニンがあるため、色が青みがかって見えるのがADMを見分ける大きなポイントです。

ADMの例

間違えやすいシミ

・肝斑との違い
ADMと肝斑はどちらも両頬に左右対称に現れるため、混同されやすいシミです。肝斑は境界がぼんやりとした薄茶色のシミが面として広がるのに対し、ADMは青みがかった灰褐色の小さな斑点が散在する形で現れます。この2つが混在しているケースも多く、見た目だけでの判断は難しいシミです。

・老人性色素斑との違い
老人性色素斑は輪郭がはっきりした茶色の斑点として現れるのに対し、ADMは青みがかった灰褐色で、より小さな斑点が散在します。また老人性色素斑は30代以降に紫外線の蓄積によって現れるのに対し、ADMは20代から現れることもあります。

このような違いはありますが、ADMは肝斑や老人性色素斑と混在していることが多く、見た目だけでの判断は非常に難しいシミです。自己判断でのケアや、診断なしの施術はシミを悪化させるリスクがあります。専門医による診断が、治療の出発点です。

他のシミや、シミに似た疾患についてもっと詳しく知りたい方は、「シミの種類・原因・見分け方」をご覧ください。

シミの種類・原因・見分け方

主な治療方法

主なシミ治療の
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)への適用

ピコスポット
ピコトーニング
Qスイッチスポット
Qスイッチトーニング
IPL(光治療)
ニードルRF
ケミカルピーリング
導入治療
再生医療系注入治療
内服薬 ○(継続服用)
外用薬 ○(継続服用)

深く強いスポット照射が必要だが、戻りジミのリスクに注意

ADMの治療には、レーザーのスポット照射が有効です。老人性色素斑よりも強く・深く照射することで、真皮のメラノサイトを標的にします。
スポット照射によるADM治療は、Qスイッチ(ナノ)レーザーでの実績が多いですが、最近は炎症後色素沈着(PIH)リスクが低いピコレーザーでの治療も増えています。
いずれの場合も、照射後に色素沈着が生じないよう繊細なコントロールが必要で、一度で取り切れない場合もあります。複数回の治療を重ねながら、慎重に改善を目指します。

他にどのようなシミ治療があるのかは、「シミ治取り療の種類」をご覧ください。

シミ取り治療の種類

当院のシミ治療
ピコトリートメント

ADMは肝斑や老人性色素斑と混在していることが多く、見た目だけでの診断が難しいシミです。さらに、誤った治療を行うとPIH(炎症後色素沈着)を引き起こすリスクもあります。そのため当院では、まずピコトーニングで顔全体を整えながら鑑別を行い、ADMと判断した部位に深くピコスポットを照射するという段階的なアプローチをとっています。

STEP 01

診断

皮膚科専門医が肌の状態を詳しく診察。どの種類のシミがどこにあるかを見極めます。

STEP 02

整肌(トーニング)

顔全体にトーニングを照射し、肝斑を消しながら肌のベースを整えます。この段階で残ったシミの種類が判断しやすくなります。

STEP 03

粉砕(スポット)

整肌後に残ったシミにスポットを照射。表層のシミは浅く、深いシミ(ADM)には深く照射し、的確に消していきます。

詳しくは、「ピコトリートメント」をご確認ください。

ピコトリートメントへ

まずは初診と
シミ診断へ

医師があなたのシミを診断し、適切な治療をご案内します。施術枠に空きがある場合は、カウンセリングの当日に施術も可能なので、すでにご希望の治療が決まっている方もまずはご相談ください。
(初診の保険診察料、約1,000~1,500円が必要です)

046-205-5330

受付時間 9:45〜13:00 / 14:45〜18:30 日祝休診

RESERVE 初診・シミ診断予約 24時間WEB受付


あなたに合った
シミ治療を探す

/
SEARCH

男性のシミ治療

男性のシミのお悩み、増えています。女性のシミとはちょっと違う、特徴・注意点をお伝えします。



シミ治療の基礎知識

/
BASIC KNOWLEDGE

小谷院長が徹底解説

シミ治療の基礎知識

施術前の注意事項

日焼けを避けてください
施術前2週間は日焼けをしないようにしてください。過度な日焼けは、炎症後色素沈着のリスクを高めます。

一部のスキンケアを中止してください
レチノイン酸・ハイドロキノンなどの刺激の強い外用薬は、施術3〜5日前から使用を中止してください。

メイクはしてきていただいて構いません
施術前にクレンジングを行いますので、メイクをしたままご来院いただけます。

施術後の注意事項

施術後、痛みが継続する場合は、よく冷やしてください
肌深部へレーザー照射をする際は、針で刺されたような感覚や熱を感じることがあります。これらは1時間ほどで消失することが一般的ですが、火傷のような痛みが続く場合は、治療部をよく冷やしてください。

日焼け止めを必ず使用してください
施術後の肌は紫外線の影響を受けやすい状態です。外出時は日焼け止めをしっかり塗り、帽子や日傘も併用してください。

保湿をしっかり行ってください
施術後は肌が乾燥しやすくなっています。保湿ケアをこまめに行ってください。

当日からメイク・洗顔が可能です
施術当日からメイク・洗顔が可能です。ただし施術部位を強くこすることは避けてください。

飲酒・激しい運動・長時間の入浴は当日避けてください
体温が上がると赤みや腫れが長引く場合があります。当日は控えていただくようお願いします。

外用薬の再開時期を確認してください
レチノイン酸・ハイドロキノンなどは、施術後の肌の状態を確認してから使用してください。使用時期は、医師・看護師の指示に従ってください。

効果には個人差があります

ピコトリートメントの効果はシミの種類・濃さ・肌質・生活習慣などによって異なります。同じ回数でも、仕上がりには個人差があります。

リスク・副作用

赤み・熱感
施術直後に赤みや熱感が出ることがありますが、多くの場合数時間以内に治まります。

炎症後色素沈着(戻りジミ)
施術の刺激により、一時的にシミが濃くなることがあります。ピコレーザーは従来のレーザーに比べて起きにくいとされていますが、肌質や施術部位によっては発生する場合があります。適切なアフターケアで改善します。

肝斑の悪化
肝斑が混在している場合、スポット照射の刺激で悪化する可能性があります。しかしピコトリートメントでは、まずトーニングで肝斑を十分に薄くしてからスポット照射を行うため、肝斑悪化のリスクを抑えた治療が可能です。当院では初回に医師が診断を行い、肝斑の状態を確認したうえで照射方針を決定します。

色素脱失(白抜け)
非常にまれですが、照射部位のメラニンが過剰に破壊され、白く抜けることがあります。

施術を受けられない場合

以下に該当する方は施術をお断りする場合があります。

・妊娠中・授乳中の方
・日焼け直後の方
・光線過敏症の方
・ケロイド体質の方
・施術部位に炎症・感染症がある方

046-205-5330

受付時間 9:45〜13:00 / 14:45〜18:30 日祝休診

RESERVE 初診・シミ診断予約 24時間WEB受付