プラズマペン
プラズマペンとは
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プラズマペンは空気中の気体をイオン化させて高周波プラズマを発生させ、そのエネルギーを皮膚に照射することで、皮膚細胞を蒸発させて病変部を治療する、先進的な医療機器です。
機器を直接肌に触れさせず、わずかな隙間からプラズマを飛ばして治療します。直接的な接触がないため、肌への負担を抑えてピンポイントに処置することができます。
プラズマペンはこんな方におすすめです
- 首や顔に小さなイボが複数あり、まとめてきれいにしたい方
- 液体窒素でのイボ治療で効果を感じられなかった方
- 液体窒素でのイボ治療による跡が気になる方
- ダウンタイムを最小限に抑えつつ、気になるイボを除去したい方
プラズマペンの特長
- 当院のプラズマペンによる施術は、予約の必要がなく、ご来院いただいた当日に受けられます。
- プラズマ放電のエネルギーを病変部にのみ集中的に照射するため、周囲の健康な皮膚に影響を及ぼすことなく治療が行えます。
- 出血がほとんどなく、縫合の必要もないため、施術後の回復が早いです。
- 治療部位の深さや強さをコントロールしながら施術できるため、目元などのデリケートな部位や細かい部位にも対応できます。
- 線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、施術部位の肌にハリと弾力を与える効果もあるため、治療後の跡が目立たない、自然で美しい肌に導きます。
プラズマペンの症例写真
首のイボ除去(軟性線維腫)
施術前
施術直後
施術2週間後
- 施術名:プラズマペン
- 施術詳細:プラズマ放電のエネルギーを照射して病変部を治療します。
- 副作用:施術後にかさぶたができ、赤みや色素変化などが生じる場合があります。
- 当院での料金(税込):10箇所まで取り放題 11,000円
プラズマペンの作用
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プラズマペンは、機器の先端チップと皮膚の表面との間に微細なプラズマアーク(電気放電)を発生させることで、皮膚表面の組織に超高温のエネルギーを瞬時に与えます。このエネルギーが病変部の細胞内の水分を蒸発させ、ターゲットとなる組織をピンポイントで壊死・凝固させます。
周りの正常な皮膚にはほとんど熱が伝わらないため、ダメージを最小限に抑えながら治療できます。治療後は壊死した組織がかさぶたとなって自然に剥がれ落ち、新しい皮膚が再生されます。
プラズマペンの適応範囲
プラズマペンは、下記のような皮膚の良性病変の除去に適応される自費診療です。
ウイルス性イボ(尋常性疣贅・扁平疣贅)
ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染によって生じるイボです。表面がガサガサと盛り上がる「尋常性疣贅」や、やや平らな「扁平疣贅」などがあります。プラズマペンは、ウイルスに侵された組織をピンポイントで蒸散させることができ、従来の治療で治りにくかったケースにも有効です。
脂漏性角化症(老人性イボ・加齢性イボ)
加齢や紫外線によるダメージが原因で生じる、良性の腫瘍です。茶色や黒っぽく、表面が少し盛り上がっているのが特徴です。顔や首、体に多くみられますが、プラズマペンなら周囲の正常な皮膚を傷つけずにターゲットのみを削り取れるため、術後の跡がきれいに仕上がります。
軟性線維腫(アクロコルドン・スキンタッグ)
首周りや脇の下などにできやすい、皮膚の小さな飛び出し(ポリープ)です。皮膚が擦れる刺激などで発生し、数ミリ程度の大きさで複数できることが多いのが特徴です。プラズマペンで根本から瞬時に蒸散させることで、出血もほとんどなく、一度の施術で多くの箇所をスピーディに除去できます。
汗管腫・稗粒腫(ミリウム)
目の周りなどにできやすい、白や肌色の小さなブツブツです。汗を出す管が増殖した「汗管腫」や、角質が溜まった「稗粒腫」に対し、プラズマペンの極細のアーク(火花)で精密に治療を行います。レーザーよりも熱拡散が少ないため、目元などのデリケートな部位の処置も高い安全性で施術することが可能です。
毛細血管拡張症・老人性血管腫
皮膚の表面に近い毛細血管が広がって赤く見える状態(毛細血管拡張症)や、点状の赤い盛り上がり(老人性血管腫)です。プラズマの熱エネルギーが血液中の色素に反応し、異常を起こしている血管を凝固させることで、赤みや盛り上がりを目立たなくさせます。お顔の気になる赤みや、身体に生じた赤い点などに効果的です。
なお、プラズマペンは悪性が疑われる病変には適応されません。まずは医師による診察が必要です。
プラズマペンと従来の治療方法との比較
イボや皮膚隆起物の治療にはいくつかの方法がありますが、プラズマペンは、精度・ダウンタイム・適応範囲のバランスに優れた治療法です。下記で、主な治療法との比較をご説明します。
液体窒素(保険診療)
液体窒素による凍結療法は、保険が適用されるため費用を抑えられますが、マイナス196度の超低温で組織を破壊するため、周囲の正常な組織もダメージを受けやすく、色素沈着や色素脱失が長く残る傾向があります。また、完治まで何度も通院が必要なことが多く、痛みも強いのが難点です。プラズマペンは自費診療となりますが、より精密な治療が可能で、通院回数も少なく済むことが多いです。
炭酸ガスレーザー(自費診療)
炭酸ガスレーザーは水分に反応して組織を削るため、深い組織まで除去するのに適していますが、プラズマペンと比較すると熱ダメージの範囲が広く、赤みが長引きやすい傾向があります。プラズマペンはより小さな病変や表皮の浅い層の病変に対して低侵襲に対応でき、ダウンタイムの短さと仕上がりの滑らかさにおいて優れています。
プラズマペンの費用
| 施術箇所 | 料金(税込み) |
|---|---|
| イボ10箇所まで取り放題 | 11,000 |
| 追加のイボ1箇所あたり | 1,100 |
※上記は、3mm未満のイボの金額です。
※3mm以上、5mm未満のイボの場合の費用は、1箇所あたり2,200円です。
※5mm以上のイボの場合は、日帰り手術による治療をおすすめしています。
プラズマペンの施術の流れ
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- STEP1
- 診察
医師が肌の状態を診察し、プラズマペンの適応があるかを判断します。治療の効果・リスク・費用について丁寧にご説明し、ご納得いただいたうえで施術に進みます。
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- STEP2
- 洗顔・クレンジング
メイクや皮脂を取り除き、治療部位を清潔な状態に整えます。必要に応じて消毒を行います。
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- STEP3
- 照射
ターゲット部位に丁寧にプラズマを照射します。照射時間は1箇所あたり数秒から十数秒程度程度です。
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- STEP4
- アフターケア
施術後は患部に保護テープや軟膏を塗布し、ご帰宅後のケア方法・注意事項について詳しくご説明します。
プラズマペンの治療後のケア
プラズマペンによる施術後、施術部位に小さなかさぶたが形成されますが、無理に剥がすと傷跡や色素沈着の原因になるため、自然に剥がれ落ちるまで(通常5〜10日)触らないようにしてください。
施術部位へのメイクはかさぶたが取れるまでお控えください。洗顔時は擦らず、優しく泡で洗うように心がけてください。また、紫外線は色素変化を悪化させる可能性があるため、治療後は日焼け止めを塗布し、しっかりと紫外線対策を行ってください。
プラズマペン治療の所要時間・治療回数・治療間隔
プラズマペン治療の施術に必要な時間や、一般的な治療回数、治療間隔は下記のとおりです。
所要時間
診察を含めた施術の所要時間は、範囲にもよりますが、通常10〜20分程度です。
治療回数
多くの場合、1〜2回の施術で改善が期待できます。ただし、大きなイボや深い病変では複数回の治療が必要になることがあります。また、ウイルス性イボ(尋常性疣贅)は再発することがあるため、経過観察と定期的な通院が大切です。
治療間隔
同一部位の再治療は、皮膚の回復を確認しながら、基本的に4〜6週間以上の間隔を空けて行います。治療後の経過によって医師が最適な間隔を判断します。
プラズマペンによる治療を受けられない方
安全に治療を受けていただくため、下記に該当する方はプラズマペンによる施術を控えていただく場合があります。
診察時に既往歴や内服薬について詳しくお伺いしますので、ご不安な点は医師にご相談ください。
- 妊娠中、または授乳中の方
- ペースメーカーや除細動器などの埋め込み型医療機器を使用されている方
- 施術部位に金属プレートやシリコンが入っている方
- 重度のケロイド体質の方
- 治療部位に活動性の皮膚感染症(ヘルペスなど)がある方
- 重篤な全身疾患(心疾患・糖尿病・免疫不全など)のある方
- 治療部位に悪性が疑われる病変がある方
- 光線過敏症または使用薬剤による光線過敏が懸念される方
- 日焼け直後で皮膚が炎症を起こしている方
プラズマペンの副作用
プラズマペンは安全性の高い治療ですが、以下のような副作用が生じる可能性があります。十分にご理解の上、治療をお受けください。
ダウンタイム
施術直後から数日間は、治療部位に赤みや腫れ、熱感が生じることがあります。顔や目の周りなど皮膚が薄い部位では、腫れが出やすい傾向があります。通常1〜3日程度で軽快しますが、個人差があります。
かさぶた
施術後2〜3日でかさぶたが形成されます。これは皮膚が正常に修復されているサインです。かさぶたは通常5〜10日間程度で自然に脱落します。脱落を早めようと無理に剥がすと、傷跡や色素沈着・色素脱失の原因となるため、自然に取れるまで触らないようにしてください。また、かさぶたのある部位のメイクをお控えいただくことをお願いしています。
赤み
かさぶたが取れた後もしばらくの間、治療部位がピンク色のような赤みを帯びることがあります。これは皮膚の再生過程における炎症反応であり、通常は数週間〜数ヶ月で自然に落ち着いてきます。日焼けや摩擦などの刺激は赤みを長引かせる原因となるため、治療後のUVケアとやさしい洗顔を心がけてください。
色素変化
稀に、治療後の回復過程で、一時的に色素沈着(茶色・黒色のシミ状の変色)や色素脱失(白抜け)が生じることがあります。特に色黒の肌質の方や紫外線を多く浴びた場合に色素沈着が起こりやすい傾向があります。多くは数ヶ月以内に改善しますが、まれに長期間残ることもあります。色素変化のリスクを低減するため、施術後は確実な紫外線対策を行ってください。
その他の副作用
施術後に患部を不潔にした場合、細菌感染を起こすことがあります。処方通りの軟膏を使用し、患部を清潔に保ってください。また、施術後に一時的な腫れ、痒み、ヒリヒリ感が生じることがありますが、通常は数日以内に治まります。万が一、強い痛みや異常な腫れを感じた場合は、速やかに当院へご連絡ください。
- (監修者情報)
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小谷 和弘
日本皮膚科学会 皮膚科専門医
厚生労働省指定 麻酔科標榜医
日本内科学会 認定内科医

皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科
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